EC2 スポットインスタンスに関するロードマップが公開されました
今朝より、EC2 スポットインスタンスについてのロードマップが Github で公開されているようです。
We just launched the EC2 Spot Instances integrations public roadmap! Tell us what open source software and frameworks you'd like us to integrate EC2 Spot Instances with! https://t.co/wc0GKW9Vgx
— Chad Schmutzer (@schmutze) July 14, 2020
こんな感じです!
ロードマップとは
ロードマップは各種サービスにおいて、まだ検討段階のものを含めて今後のリリース予定をまとめた情報です。
以下、ロードマップの Introduction を機械翻訳にて引用すると
これは、オープンソースのソフトウェアやフレームワークとAmazon EC2 Spot Instancesを統合するための実験的な公開ロードマップです。今後のプロジェクトや優先順位を知ることで、お客様が計画を立てるのに役立ちます。このリポジトリには、私たちが取り組んでいることに関する情報が含まれており、すべてのAWSのお客様が直接フィードバックをすることができます。
EC2 スポットインスタンスそのもののロードマップというよりも、integrations roadmap
とのリポジトリ名のとおり、各種 OSS やフレームワークと EC2 スポットインスタンスの統合に関するロードマップとして公開されているようですね。
その他のロードマップ
その他にも AWS サービスで公開されているロードマップがいくつかあります。
ちょっと見てみる
すでに着手されている(We're working on it)内容を見てみましょう。引用文は機械翻訳したものを記載しています。
kops での EC2 スポットインスタンスサポートの改善
AWSでKubernetesを実行するときにEC2スポットインスタンスのベストプラクティスを利用して、顧客がすばやく稼働できるように設計されたkops「ワンクリックEC2スポットインスタンスセットアップ」に取り組んでいます。
K8 の Spark で EC2 スポットインスタンスのベストプラクティスをサポート
AWS上のKubernetes上でSparkを実行しながら、EC2 スポットインスタンスのベストプラクティスをサポートするプロジェクトに取り組んでいます。
EKSCTL での EC2 スポットインスタンスのサポートを改善
最近、ノードグループのインスタンス配布設定で spotAllocationStrategy フィールドのサポートを追加しました。これにより、スポット構成で最低価格(指定されていない場合は API でデフォルト)または容量最適化を使用するかを選択できるようになりました。capacity-optimized 戦略は、指定されたインスタンスタイプから最も深いキャパシティプールを選択します。
さらに、Amazon EC2 Instance SelectorをEKSCTLに統合し、EC2 Spot Instancesのベストプラクティスのサポートを改善する作業を行っています。
Slurm Workload Manager での EC2 スポットインスタンスのサポートが改善
AWS上でSlurm Workload Managerを実行する際にEC2 スポットインスタンスのベストプラクティスを活用して、お客様が迅速に稼働できるように、Slurm Workload ManagerのEC2 スポットインスタンス統合の改善に取り組んでいます。
全体的に Kubernetes 色が強いぞ!という印象ではありますが、まだまだ公開されたばかりです。今後、その他の製品との統合についても期待しましょう!
さいごに
ユーザーが見えるかたちでロードマップを公開していただけるのは非常に嬉しいですね。必ずしも約束されている機能追加ではないと思いますが、エンジニアとしてはロードマップを見るだけでワクワクしてしまいます。
機能追加、改善要望がある場合は 「Please open an issue!」とあるので、どんどんユーザーの声を届けると良いでしょう!
今後、その他のサービスについてもロードマップ公開されることを期待したいですね!
以上!大阪オフィスの丸毛(@marumo1981)でした!